製品情報

ほしの眼科

所在地:愛知県岡崎市井田西町2-5
TEL:0564-28-1411(代表)/FAX:0564-28-1422

診療科目: 眼科
導入時期:[初回] H18年8月
     [更新] H23年7月
病床数: 無床
ソフトタイプ: 無床診療所版

平成18年に日レセを導入し、5年後の平成23年に更新
引き続き日レセを更新。
本当に必要な情報や機能が実践でき、コスト削減も含め、
確実にメリットが実感できるもの、それが日レセでした。

5年前、日レセを導入された際の経緯を教えていただけますか。

私は以前、総合病院で医事コンの立ち上げに携わっていた事もあり、レセコンには以前から興味をもっていました5年前のシステム導入時には、他社のものも含め色々と検討しておりました。日レセの事は以前から知っていて、とても関心がありましたのでオーテックスさんから詳しくシステムについて説明を受けました。私が当時考えていたのは、大げさすぎるシステムではなく「ほしの眼科」の規模に適しているかどうかでした。無駄な情報や機能は必要ありません。本当に必要な情報や機能か実践できるかどうかです。そして長い目で見た時にコスト削減も含め、確実にメリットが実感できるものです。そいうった条件をクリアできそうだと感じたのが日レセでした。

今回、更新しようと思われた理由はなんですか。

5年間使用して、振り返るとまず実感できたのが大幅なコストダウンと、効率アップの実現ですね。今回の更新では、日レセの初期導入時と比較して操作研修費などが不要になりさらに低コストで更新することができました。ソフトのバージョンアップはオンラインで自動更新され、常に新しい情報が反映された環境を維持できています。年数が経つことでまた新機能の備わった新しいソフトウィアを購入しなければならない、そういった費用や手間のかかることもありません。そして、常に変化する医療現場ではその都度、改訂された項目を修正していくことはとても骨のおれることです。その点でも最新の情報や機能が半自動的に更新される事は医療現場の負担を大きく軽減させてくれました。
さらに、バージョンアップごとに操作機能もより使いやすく改善され、画面上のレイアウトも導入時と比較したらずいぶんキレイで見やすくなりました。入力するスタッフのストレスも軽減し、短時間で大量のカルテ情報を管理、新規作成することが可能になりましたよ。あらゆる面で良いものを追求する姿勢、企業努力が感じられましたね。今後のさらなる展開も十分に期待できると実感し、今回の更新にいたりました。

更新後はいかがですか。

引き続き快適ですね。とにかくこの5年間で実感できた成果に満足しています。トラブルもまったくと言っていいほどありませんし。常に動いている医療の現場ではシステムトラブルはあってはならない事ですから、その点でも十分満足しています。このシステムを導入した責任者としてスタッフには定期的に「何か不便だったり困ったりしている事はないか?」と尋ねるのですが、かえってくる答えは必ず「何もありません」なんです(笑)。
導入時のアフターも日頃からのメンテナンスの対応もスピーディーで無駄がないのも良かったですね。内容によってはリモートメンテナンスで対応してもらえるので、円滑に解決できています。

医事コンを使っている方へメッセージをいただけますか。

はい。「是非、日レセを!」とおすすめしたいですね。できればカルテ作成ソフト「カルテくん」とのセット導入をおすすめします。医療の現場に必要な要素が網羅されたシステムですから、使ってもらえばすぐ実感してもらえると思います。正確な情報を一速く、そして効率よくシステムに反映させる。
本当に考えぬかれたシステムではないかと思います。一言で言うと「すべてにおいて非常によくできている」という事です。

かのうクリニック

所在地:愛知県名古屋市瑞穂区弥富通3の18
TEL:052-836-1077/FAX:052-836-2230

診療科目:内科・小児科・外科・循環器科
導入時期:H17年10月
病床数:無床
ソフトタイプ:無床診療所版

既存メーカーから日レセへ更新しました。
日レセはソフトそのものがバージョンアップされていき、
常に最新のものが更新されます。

これが大きなメリットだと思います。

導入時期はいつでしたか。

平成17年8月にオーテックスさんに来ていただいてスケジュールを考えてもらい、9月に試験入力をしました。医療事務のスタッフに慣れてもらうための練習入力です。本格的に運用を始めたのは10月からですね。

日レセを導入される以前は、どうされていましたか。

別メーカーのソフトを使っていました。すごく古いタイプなので比較するのはかわいそうだけど…リースの契約がちょうど切れたので、日医標準レセプトソフト(日レセ)に切り替えることにしました。

同じメーカーの新しい機種ではなく、日レセを選ばれたわけですね。

実は僕自身、日レセの開発段階から多少の関わりがあって…試験運用の頃から自分でインストールし、日本医師会にフィードバックするといったこともしていました。ですから、「いつかは自分で使っていこう」とは考えていました。
ただ、僕自身が日レセの立ち上げや操作の心得があるといっても、実際運用するにあたって何かあったら大変です。そこでオーテックスさんの導入サポートをお願いしました。
日レセ自体はフリーで日本医師会から配布されているものですから、やろうと思えば自分でコンピュータに入力して…ということもできると思います。でもそれで万が一、たとえば診療時間内にトラブルがあった場合、診療を中断して直すことはできませんよね…そういう意味では、やはりしっかりしたメーカーのサポートがあると安心だと思いました。

具体的には、どういったサポートを受けられましたか。

インストラクターの人が来て、6回の研修を行いました。これはサポートといってもスタッフ教育、操作説明なので、トラブルではないですね。訪問サポートといっても、ほとんどはプリンタが壊れたなど、ハード面でのメンテナンスです。ソフトに関しては電話をして使い方を訊くということがほとんどですね。あとは、保険解釈の相談で電話をしているようです。機械だけでなく、保険請求など医療事務に関してもサポートしてもらっています。

日レセのソフトとしての魅力、今後に期待することは何でしょうか。

既存メーカーのレセコンではソフトのバージョンアップがあまりないので、リースされる期間ごとに修正はされますが、どんどん新しいものが追加されるということはありません。5年前の機種は5年前のものとして使い続け、古くなったら新しいものをつくる。しかし日レセはソフトそのものがバージョンアップされていくので、常に最新のものが更新されます。これが大きなメリットだと思います。バージョンアップの途中でトラブルがあったということもないですね。当院の機械は24時間立ち上げっぱなしで一年半以上使っていますが、一度もハングアップしたことはなく、とても安定しています。朝起きたらマウスカーソルが動かない…ということもない。
将来、保険証にQRコードが付くようになるので、そういう点でもどんどん新しい機能が追加されるのが日レセの良いところだと思います。あとは…今は介護保険のソフトや日本医師会がつくっているソフトが幾つかあるのだけど、そういうものも含めて外部のソフトをもう少し充実させていってほしいです。日レセ自体の機能としてはすでに充分なものがあると思いますので。

野田内科小児科医院

所在地:愛知県瀬戸市菱野台2-29
TEL:(0561)-21-3800

診療科目:内科・小児科
導入時期:H17年4月
病床数:無床
ソフトタイプ:無床診療所版

内科と小児科で電子カルテと日レセを導入しました。
自動更新の日レセはコスト的にも
かなり抑えられている
と思います。

導入時期はいつでしたか。

平成17年4月から運用を始めました。準備は2月頃からです。

日レセを知った経緯をお聞かせ下さい。

今、私は瀬戸旭医師会の副会長をしていますが、昔理事だった時代にIT担当の理事をしていました。その経緯から、日レセのことは開発が始まるときから知っていて、趣旨にも賛同していました。それでいずれ私自身も日レセを導入しなくては…と思っていました。

以前使われていた機種は何でしたか。

これまで大手メーカーの機種を幾つか使ってきましたが、日レセのような自動更新システムではありませんでした。フロッピーが沢山送られてきて、事務スタッフたちで設定するんですが、大きな改訂のときはマニュアルを読んでも心配で、別途費用を出して直接改訂に立ちあっていただきました。そうなると結局、費用がすごくかかります。そういう意味でも、自動更新の日レセはコスト的にもかなり押さえられていると思います。

他社でなくオーテックスのサポートで導入された理由は何だったでしょうか。

実は、導入以前には何社かが面会にいらっしゃいました。しかし「今後日レセを通じ長くおつきあいしていく上でどうか」という部分で心配があり、ご遠慮していました。オーテックスさんとの出会いは正確な記憶がないんですが、出会った後のことでいうと、こちらの質問に対して端的に答えてくれましたし、対応の仕方から信頼できる人と感じました。同時に知り合いの先生との間でも、「今度オーテックスさんのサポートで導入するんですよ」ということが話題に上ったことがありました。

実際に導入された後はどんなサポートを受けられましたか。

当院は日レセと同時に電子カルテを導入しました。普通は日レセの後に電子カルテを、と順番に導入するのですが、一気にやってしまったので…何かとあるものです。そういう時に何回かSOSの電話をして来てもらいましたが、日レセというより電子カルテのことで電話することが多かったです。
特に当院は内科と小児科、2つの科で同時に日レセを導入したこと、看護師のいる受付や処置室にも置かなくてはいけないということで、電子カルテの端末を同時に4台導入し、さらに日レセを導入したので大変でした。
また小児科医の家内については、パソコンの初心者が日レセを使うということで、最初はサポートに来ていただきました。

先生は通常2~3ヶ月かかる電子カルテの導入を2週間でされたそうですが…

日レセと電子カルテを入れるにあたって、当初オーテックスさんのご提案は「最初はオーダリングシステムだけを使い、様子を見ながら、おおよそ半年後に電子カルテを導入しましょう」という、もっともなお話でした。
しかし私としては手間がかかります。事務スタッフの負担は減りますが、私はカルテに処方を書いてパソコンにも打ち込まなければならない。一方で小児科医の家内はパソコンが全く使えないところへ、カルテを書きながらオーダリングをさせようということになるんです。1~2ヶ月苦労するよりも、今ここで2週間努力すれば仕事は半減するはず…と家内を説得して、導入2週間前にオーテックスさんに話をしました。もちろんひどく驚かれて説得されましたよ。でも「準備段階」というのが、私のような性格には向かないと思ったんです。
ところが当院は開業から12~3年経っていますから、今までの膨大な量のカルテがあります。それを一気に書き換えるのは無理なので、夜中に今までのカルテを全部持ってきて打ち込みました。それが電子カルテをする練習にもなりました。
小児科医の家内は、ちょうど春休み中だった娘に手伝ってもらいました。娘が小児科のクラークとして母親について処方の組み合わせ作りをしたり、パソコンの使い方のアドバイスをしてくれたので、随分助かっていたようです。そのあとで質問のある部分は私に訊いたりしていました。これが、たとえば患者数が1日に50人以内ならこの方法でもうまくいったと思いますし、あるいは新規開業される先生ならもっとスムーズにできると思います。

小児科医の奥様はパソコン初心者ということでしたが、今はどうでしょうか。

今では小児科はとても楽になったので二度と紙カルテに戻れないと話しています。処方のセットがすでに用意されているので、物凄く楽なんです。たとえば小児薬用量というのがあります。体重によって薬の量を加減することですが、それが複雑なのでいちいち表を見たり計算機を使ったりしなければいけませんでした。それが今、電子カルテにあらかじめ設定した値が入れてあるので、すぐに数字が出てくる。だから電子カルテは打ち込みなどに時間がかかるといわれていたけれど、実は電子カルテのほうが早いんです。まるっきりパソコンを触ったことの無かった家内が、今度導入しようか迷っている先生に「早く導入したほうが良いですよ」と薦めるようにもなりました。
ときには小児科から連絡を受けて、私がパソコン操作の説明に行くこともあります。しかし患者さんから見ると小児科の先生は普段、パソコンを物凄く使いこなしているように見えるみたいです。最近はキーボードもよく使っているようですが、はじめにタッチパネルで導入したので余計にそう見えるかもしれません。

日レセと電子カルテを導入されたことで、患者さんにとっての違いはあるでしょうか。

会計が早くなったので待ち時間が短くなったと思います。「早くなったね」とまでは言われませんが、「遅い」というクレームは無くなりました。というのは、今までは事務スタッフがカルテを全部入力していたのが、今ではこちらで入力したデータがそのまま送られます。私のところで薬の処方まで入力しているので、看護師や事務スタッフのほうではそれをチェックする係になりました。それも2台2人がチェックしていますので、ミスも起こりにくいと思います。
作業効率でいうと、小児科にとっては小児薬用量の計算が早くなりましたし、一番良かったのは、新しい薬価の情報がオンラインで更新されることです。今まではフロッピーが送られてきて、その内容をこちらで入力しなくてはいけませんでした。また、新しく承認された薬があってもフロッピーが送られてくるのはそれよりも後で、その間は処方できないということもありました。日レセの場合はボタン一つで更新されるので、気がつくとそれが電子カルテにまで最新の薬剤として情報が入っています。

日レセと電子カルテを導入されたことで、スタッフの負担は軽くなったでしょうか。

スタッフについては、レセコンが替わったから大変だったという話は全くありませんでした。
以前は新しい薬が入ると事務スタッフがいちいち略語を考えて登録していたのでかなりの手間だったと思いますが、今は新しい薬、処方したことの無い薬の情報が自動的に入っています。遠くの病院から患者さんが紹介されてきて、当院で使ったことのない投薬をする場合でも時間がかからなくなりました。大きな改訂も大事ですが、日々の診療の中で対応する細かな更新があることで、スタッフにとってはすごく負担が軽くなったと思います。また、検査伝票の記入をしなくても良くなったので、そのぶん看護師にも余裕が出てきました。当院はオープンカウンターシステムになっています。カウンターには事務スタッフだけでなく看護師が2人立っていて、トリアージュ※を行っています。
トリアージュというのは、大災害などがあったとき患者の容態をみて治療の順番などを判断し、カードを付けます。たとえばすでに亡くなっている人に皆が手間をかけるのではなくて、今救えば助かる人を見つけて治療の指示をしたり、車椅子や担架など必要なものを手配します。限られた医療資源や人的資源を有効に使わなければ、最大の人数を助けることができない、という考え方です。災害時だけでなくSARSなどの感染症が発生したとき、顔色などをみて感染症の疑いのある人を優先的に検査に回すことなどもあります。感染症の疑いがあるという状況で、全員を精密検査していたのでは病院がパンクしてしまいますし、機能を果たせないからです。
当院の看護師は全員トリアージュナースです。患者さんに「今日はどうしたの」という話をして熱を計りながら、「これは」と思ったら診察している私のところへ来て、「こんな症状の患者さんがいるんですが、膀胱炎の検査を先にしたほうが良いでしょうか」とか、「胸のレントゲンを先に撮っておきましょうか」といったことを尋ねます。私はそれを訊いて各種のオーダー出し、患者さんにはそれぞれの検査室や待合室で待ってもらうことができる。そうすることで患者さんとすれば、「こんなに待ったのに、今頃大検査をするのか」といった理不尽なことがなくなります。また高熱があって苦しんでいるのに、1時間以上も待たされたあげく、「どうして今まで放っておいたの、すぐ入院だ」なんて言われたら、きっと頭にきますよね。大変な症状だというのは看護師が聞けばすぐ分かるわけですから。医師の問診とは違いますが、看護師たちの経験で分かることは随分あります。トリアージュの結果として「申しわけありませんが気分の悪くなった方を先に診察させてくださいね」と声をかければ、他の患者さんも怒らないですよ。だから私は「看護師は処置室ではなく待合室にいなさい」と言っています。そういうことは、ドクター1人が何とかしようと思ってもできません。なぜなら診察室からは待合室が見えない。もし待合室で患者さんが倒れたなんてことがあっても分かりません。だから看護師たちは患者さんを常に見ていられる場所にいなくてはいけないんです。皆さんおそらく経験があると思いますが、自分が待合室にいるときは観察されていないですよね。だから1時間も経ったのにまだ呼ばれないのかといって受付にやってくる。お子さんの場合は、お母さんが「すいません、子どもが気持ち悪くて吐いてしまったんですが」と受付に呼びにくる。それが当院では、「もう吐きそう」という仕草や様子があったら気がついてすぐに対応できるように努めています。逆に患者さんから「すみません」なんて呼ばれたら恥だと思いなさいと言っているんです。他にも、「先生には言い難いんですが実はこういう悩みで診察に来たんです」と言って看護師に話される方もいらっしゃいます。それで「じゃあ先生にこっそり訊いてあげますよ」とか、あらかじめ話を通しておくということもありますし、実は医師にまでは言わなくても済むことで、看護師さんに訊いてもらえば気が休まることもあります。そういった内容は、電子カルテの「問診入力」に出てきます。

※triage…フランス語で『選別』の意。救命救急医療では、大災害等で発生した多数の患者の負傷レベルを判断し、至急治療すべき人を選別すること

日レセと電子カルテを導入したことで、時間を短縮できるというだけでなく、短縮した結果、患者さんのケアを十二分に行えるわけで
すね。

そうです。だから結果的にスタッフの労働時間は変わっていないわけですが、一番大事な「患者さんと接する」ことに時間を使うことができています。
常に看護師が声をかけられる状態で、気分が悪くなった患者さんに「ベッドに横になりましょう」と声を掛けられます。そうしてベッドに横になっている間も、「気分どうですか」と訊きに行っていれば、患者さんは仮に30分、熱があって苦しい状態で待っていても、待合室で誰にも声をかけられないで放っておかれるよりはずっと気持ちが楽なはずです。
IT化したことで何が良いのか、ということですが、実際やってみれば会計事務も早くなるし、時間ができた分だけ患者さんと接することができます。それにミスが少なくなる。そんなことができるのがレセコンや電子カルテなんです。だからレセコンと電子カルテは相性が良くないと困るんですが、実際に日レセを使ったとき最初にいいなと思ったのが、その「相性の良さ」なんです。

今後日レセに期待したいことは。

最初は日レセのチェック機能が弱かったようですが、最近は日レセのチェックも随分良い機能ができました。しかし、かゆい細かなところに手が届くようなところがもっとあっても良いなと思っていました。そういうときに「レセプトチェッカー」というソフトができて、日レセとの連携できるようになりました。そのソフトが優秀で非常に安い値段で出ていたので、それを導入して日レセのチェックとレセプトチェッカーのチェックを合わせることにより、ほぼ完璧になり、レセ電請求が可能になりました。月初めにレセプトを千何百枚も印刷し、それを全部チェックして…ということをしなくてよくなったので、事務の時間外勤務が大幅に減ったんです。それで事務スタッフが一番喜んでいます。レセプトチェッカーというのは日レセの機能をよく考えて作られた、相性が良いソフトです。それもあったのでこの4月からフロッピーで提出するようになり、事務スタッフの残業が激減したと思います。
そういうわけで、チェック機能への不満がなくなり、今は不安点も無くなってしまいました。

岡崎市公衆衛生センター
夜間急病診療所

所在地:愛知県岡崎市竜美西1丁目9番1
TEL:(0564)52-1572(代)/(夜間直通 TEL):(0564)52-1906

診療科目:内科・小児科・外科
導入時期:H18年2月
病床数:無床
ソフトタイプ:無床診療所版

夜間急病診療と依頼診療用に日レセを導入しました
サポートは緊急の事態にもすぐに対応していただき
外的要因でのトラブルでも早い対応です
操作は比較的簡単で、初心者でも使えるシステム

導入時期はいつでしたか。

以前使っていたソフトの更新が必要だったので、医師会としても今後レセコンはどういったものを使ったら良いかを検討しました。その結果、今回は日レセを選択したということです。導入にあたっては、他に大手のソフトも幾つか検討しましたが、パッケージ売りのところが多く、カスタマイズするのが難しいということがありました。
日レセ以前は、オーテックスさんの「ドクタースタッフ」を使っていましたが、日レセの導入にあたっては、他にも5箇所ほど見させていただきました。その上で、当院のシステムをよく分かっていただいていること、サポート面での応用がきくということで、オーテックスさんにお願いしました。
ソフトの導入にあたっては、これまでの当院での使い方がありますので、当院のシステムに一番あったソフトをと考え、日レセを選ばせていただきました。

導入されてから、実際にどのようなサポートを受けられましたか。

緊急コールセンター以外にも携帯電話の番号をお聞きしているので、緊急の事態にもすぐに対応していただいて、とても助かっています。「ここを少し修正してほしい」とか、そういった話から、電話で連絡してすぐに対応して頂くことまで、いろいろです。たとえば館内の配線工事の際、LANに影響が出たことがありました。日レセ自体に何かあったわけではないのですが、そういった外的要因でのトラブルでも早い対応をしていただきました。
日レセ自体で調子が悪いという報告は、今まで一度もありません。入れ替え時には操作方法が違うということで、事務の方も不安があったようですが…。最初の1カ月くらいは用心して以前のソフトと並列で使っていましたが、結局、何事もありませんでした。出勤が週1回のスタッフでも、今は問題なく使ってくれています。そういった意味では非常にスムーズに入れ替えができたんじゃないかなと思っています。

医療事務スタッフとしては、日レセの使い勝手などはいかがでしょうか。

操作が比較的簡単で、初心者でも使えるシステムだと思います。はじめは今までと全く違うかたちだったので戸惑いはありましたが、慣れてしまえば以前より速く入力作業が行えるようになりました。

日レセはソフトウエアが自動更新されるシステムですが、訪問サポートされることは少なくなったのでしょうか。

オプションについての説明で直接来ていただくことはありますが、ソフトの更新は自動更新なので、直接訪問してということはないですね。昔はフロッピーでやりとりしていましたが、今はオンラインで、夜間診療が終わった午後11時以降に更新されます。当院はセキュリティの関係でオンライン上の更新ニュースが見られませんので、ソフトの更新情報はFAXで通知していただいています。

こちらは夜間急病診療所と昼間の依頼診療に分かれていますが、日レセはどのように導入されていますか。

当院は、昼間は検査機関として市内の診療所で行えない検査を行い、夜になると緊急医療機関として、内科・小児科・外科の診療を行っています。昼間と夜間で内容的な違いがあり、売上げの管理は2つに分かれますので、そういった部分の対応も日レセで行っています。それから昼間の依頼診療では、センター内の予約システム、画像管理システム(PACS)とも連携して運用しています。

今後、電子カルテの導入を予定されているそうですが…。

今、電子カルテ導入を予定しているのは夜間診療のほうです。一番の目的はカルテの管理、セキュリティの強化です。実は昼間の依頼診療でも電子カルテ化をと考えていますが、一度にするというと大変なので、まず夜間のほうを進めているところです。
背景としては…あくまで将来構想ですが、病院連携、地域間連携を深めていこうという考えがあります。たとえば来年度には、この施設全体でプライバシーマークをとる予定がありますので、電子カルテの導入は、そういった「業務管理をしっかりしていこう」という流れのひとつでもあります。

日レセについて将来的な展望、ご要望などありましたらお聞かせ下さい。

日レセ自体はあくまでデータを出し入れできるという機能がしっかりしていれば良いと思います。電子カルテと接続したり、検査データと接続したり、病院と連携をとるソフトは別個にあるんです。逆に言うと、そういうデータのやりとりをするハードやソフトを別個に入れて、日レセの中にあるデータが常に正しく接続しやすく、ネットワークを繋ぐのに手間のかからない環境であれば、それで良いと思います。
以前使っていた機械で、いろいろな機能を付けたことはあるんです。ところが、レセコンが「もう今後更新しませんよ」という状況になったとき、それらを一個一個はがして、また新しく構築しないといけない…という状況に陥りました。それでは今後困ってしまうので…レセコン自体にいろいろな機能が付加されるというよりは、レセコンはレセコンで、レセコン本来の機能を確かにやってくれればいいと考えています。それに対して日レセというオープンなソフトウエアのほうが、今後電子カルテや予約システムと繋がり、病診連携でデータを送ったりするシステムをつくる上で、それはそれできちんと切り離して出来るシステムであれば、あまりレセコン自体に物凄い機能を持たせてはいけないというのが我々の考え方です。オーテックスさんにも、その点は良く理解していただいています。以前は一点に機能が集中し、投資コストも非常にかかってしまいました。そこで、たとえばレセコンはどこのメーカーでも替えられるような状況にはしたかったですね。ソフトはソフトでバージョンも変わってきますので、新しいバージョンで古いレセコンではつながらないとか、そういうような状況は避けたい。できればそれぞれがいつもつなげるようなインターフェイスをもっていて、そこを「ここは切り替えましょう」、「レセコン本体を入れ替えましょう」、というのができるといいですね。方向性としては、そういうやり方を考えています。たとえば当院で電子カルテを増やしたり、昼間の依頼診療でも電子カルテをつける場合にも、「このレセコンを入れたからこの電子カルテでなければだめだよ」というかたちにはしたくない。拡張性をもたせて、将来的にどんな動きをしても動けるような、柔軟な仕組みができればと思っています。

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